ASD/ADHDで靴屋店員みうの日記

ASD/ADHDのみうが発達障害や靴屋の仕事について綴る日記。

新卒でホワイトメーカーに入ったけどブラックだった話。②

内定を蹴り、慰留しました。

 

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異業種出向課長は約束通り職場環境を改善し、利益もあがり、

私も部署のみんなも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

 

~END~!全米が泣いた

(BGM)エンダァああああ

 

と言うわけにはいかないのだ、現実。

 

実際は、私が辞めなかったことによってあるひずみが生じた。

前職の会社の社長だが、(上から目線になってしまうが)彼は義理と人情をとても重んじる人だった。

彼は私に起きた一連の出来事を知り、来年度に配属する予定だった新卒社員の配属を取りやめた。

ここで異業種出向課長やパワハラ部長は思うわけだ。

「あれ、話がちがうぞ。辞められたら自分の責任になってしまうからひきとめて異動させようと思ってたのに、新しい新人が来なくなってしまった。せっかく上位私立帰国子女男性社員がくるはずだったのに。やっぱこいついらないな。」

 

そこからななんと、

あからさまに部署ぐるみでの

「異動させよう運動」がはじまった。

社長や総務部への世間体上、無理やり異動させるのはまずい。なんとか自分から異動届を出してもらおう。←???(正直この発想が未だによくわからない)

ただ彼らは何故だか、本当に何故だか

場を設けて

話をして納得した上で

異動させようとするのではなく、皆で

聞こえるように言葉の暴力をふるってメンタルをフルボッコにし、負けを認めさせ自ら

異動届を出させようとし始めた。

(長くなるので割愛するがもうめっちゃくちゃに言われた。)

もうここまできたらコントだ。

 

その時私は思った。

「あ、人生の選択ミスった。騙された。

つんだわ。しかも今更異動したところで

居場所ない。つんだわ。」

 

しばらく様子をみて改善の余地がないと考えた私は、再び決意した。

辞めよう。もう無理だ、辞めよう。

私の手に負えるところじゃない、

それもできるだけ早く。

私は再び、笑、異業種出向課長を呼び出し、退職交渉をはじめた。

ここまできたら開き直り、度胸もついてきたため言いたいことははっきりと言えた。

今まで受けたパワハラセクハラ、退職時に嘘八百並べ立てられたこと、部署の雰囲気、

将来性、などなど。

また似たような理由でひきとめられ、

今度は

「3年経たないで辞めるのはだめ。今までどれだけの金をつぎこんだと思ってる。無責任だ。新人また入ってこれなくなるだろう??お前の大学のやつもうとらなくなるよ??」

などと一見正しく(でもないが)聞こえることをもう耳にタコじゃなくてたこ焼きができるんじゃないかってぐらい何度も聞かされた。私はひるまなかった。

正直、精神的に限界だったのだ。

 

しかし、退職願は受理されなかった。

話にならなかったため、異業種出向課長を通り越し本部長、総務部長に話をつけようと場を設けたが言葉を濁されたり、

時間がないといい話を切り上げられたりして終わった。

 

そこで私がとった行動は、総務部長に話し、

社長と話をつけることだった。

どうしても私が話すと上から目線のように聞こえてしまうが、いつも社長は社員一人ひとりを見てくれている他社でも評判の

凄腕社長だった。

たかだか新入社員一人が辞めようとしているだけでわざわざ翌週の月曜日に時間を作り、夕食をご馳走してくれることになった。

 

ただ、ただなんですよ。

社長の立派さと人の良さがこの場合悪い方向にでちゃうんですね。

私はすでにみんなにフルボッコにされて、

もう辞めたくて辞めたくてたまらないのに、辞めずに済むようにものすごく配慮してくださったんですよ。

まず、

どこでも異動したいところに異動させてあげるよ。

これが僕の理想の会社とする会社の本だから、貸してあげるよ。

海外出張1週間いってみない?気分転換に。

 

いや。正直泣きました。優しすぎて。

(今からかんがえたら洗脳だったなあれとは思うけどね)

ただ、あからさまに特別扱いされている私が面白く思われるわけもなく、

部署の異動させよう運動は

辞められるぐらいなら解雇にしてやる!!

運動に発展したのだ。

 

いや、もう文字通り

近くの席の人が私にわざと聞こえるように

「この会社から解雇が出るのは悲しいことだけど、あいつは裏切り者だから。」

「同業に転職されても困るから、出社拒否にして懲戒解雇にして、日本で就職できなくしてやろう」と

話すのだ。これ見よがしに。

 

しつこくひきとめられた理由としてはいくつかあり、ただでさえ離職率の低い部署でこれ以上新人がやめられたら、それこそほしい新入社員がいれられなくなること、今まで育てるのにかかったお金が無駄になること、同業に転職されたくないことと色々あるが、嬉しいことに部署の人たちが少なからず私のことを評価してくれていたからでもあったようだ。退職交渉の合間に提案し、チームで仕上げた案件で大額の利益を出したのだ。

(これについては今でもそれ見たことかと思っている。)

ま、何故だか全く評価されなかったけどね!笑  全く!!!

 

次に私がとった行動は、知人の人事職につく法律に詳しい人に助けを求めることだった。

そして、最後の手段労働基準監督署に相談に行くことだった。

 

当初私は相談のみのつもりだった。社名は出さず、あくまでも退職交渉に使える法律事項の確認のみのつもりだったが、担当してくれた職員の方の反応をみて決断が変わった。

 

「え?新卒2年目の子にそんなことするの?

なんで?おじさんが会社に

電話してあげるよ、

そしたら一発だよ。」

 

お言葉に甘え、電話してもらった。

すると本当に一発だったのだ。

期間に直すと、退職交渉が堂々巡りですすまず2ヶ月ぐらい停滞していたが、

1日で決着した。

無事退職届を受理してもらえたのだ。

 

ただ、これはハッピーエンドでは決してなかった。だって、実質わけわかんない理由で会社に振り回されて実質解雇にされてるわけでしょ?

でも、退職願だしたはずなのに解雇通知書出されたとかいう理不尽の極みな結末よりかは、自分の意地を通せたのではと思う。

 

そして最後にこれから就職を控えている人たち、または新卒3年以内の方、そしてASDADHD の皆さんへ。

 

どんなに頑張ってホワイトな企業を選んでも、ホワイトじゃなかった、

どブラックでした、ってことは

おこりうるかと思います。

 

でもそれはあなたのせいではありません。

限界が来る前に逃げてください。

他の道は、いくらでもあります。

 

皆様の前途が明るいものであることを

願って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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